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第12話「虹の橋を渡る少女」

 

雪深い山の上の一軒家でお父さんとお母さん、そして少女の三人が楽しそうにクリスマスツリーの飾りつけを

 

している。少女の名はみゆき。「みゆきはサンタのおじさんに何をお願いしたんだい?」

 

お父さんに訊かれ、みゆきちゃんは日記を取り出す。「私のお願いはここに書いてあるの。何を書いたのかは

 

内緒よ」と言って日記をツリーの前に置く。

 

と、突然ツリーや本棚が倒れ、家全体が大きく揺れ始めた。「地震だ!」お父さんは急いで無線を手に

 

叫んだ。「こちらみゆき岳測候所、すごい地震です!」

 

その時、実は測候所はなんと円盤獣に襲われていたのだ。円盤獣ガニガニの蟹の爪のような腕に

 

一撃され、測候所は山の斜面を雪と共に滑り落ちてしまった。

 

連絡を受けた宇宙科学研究所からヘリが飛び立った。甲児くんが操縦し、助手席に大介さんが乗っている。

 

通信機から宇門先生の声が聞こえる。

 

「データによるとみゆき岳に地震は起こっていない。不審な点があるので、十分注意するように」

 

救助のへりが向かった事を察知したブラッキーは円盤獣に急いで姿を隠すよう命令。

 

円盤獣は口から雪を吐いて自分を覆った。その様子を雪に巻き込まれずに済んだみゆきちゃんは目撃

 

していたが、すぐに気絶してしまう。

 

甲児くんと大介さんはみゆきちゃんを発見し、救助。ヘリが去ったのを確かめて、ブラッキーは円盤獣に

 

何かの作業の開始を命ずる。みゆきちゃんは命は助かったもののすっかり記憶をなくし、精神的にとても

 

弱っていた。検査の結果、脳に出血が見られ手術をしなければ助からないと診断される。

 

また、手術をしても助かるかどうかは五分五分だと言うのだ。医師は手術に当たっては彼女の手術に

 

立ち向かう勇気と生きたいという強い意志が必要だと語った。それを聞いた大介さんは、彼女の気持ちが

 

落ち着くまで牧場で生活してはどうかと提案する。

 

 

ところ変わってスカルムーンではガンダルがベガ大王に今回の作戦の説明をしていた。

 

グレンダイザーの基地がみゆき岳を中心に半径100キロ以内にあると確信したので、みゆき岳に

 

レーダーミサイル基地を作りグレンダイザキャッチ、すかさずミサイルを撃ち込む作戦だそうだ。

 

シラカバ牧場では大きな木をツリーに見立て、ひかるさんや吾郎くんが飾り付けに精を出している。

 

みゆきちゃんはそれをぼんやりと眺めていたが、ふと、あたりの雪を頂いた山を見て測候所の幻が目に

 

浮かび、ふらふらと歩き出す。宇門博士はみゆきちゃんのお父さんからの連絡の録音テープに混じって

 

聞こえる機械音から、円盤獣が測候所を押しつぶしたのではと考え、甲児くんにもう一度調査するように

 

依頼する。TFOがやってきたのを見て、ブラッキーは再び円盤獣にカモフラージュを指示、TFOは円盤獣の

 

吐き出した霧によって視界がきかず、帰還する。

 

しかし、気象情報によるとみゆき岳一帯は快晴と報告され大介さんたちは疑惑を深める。

 

そこへひかるさんと吾郎くんがあわててやって来て、みゆきちゃんが行方不明だと告げる。

 

夜も更けてあたりは真っ暗な中、大介さんたちは総出でみゆきちゃんを捜し回るがどこにも見当たらない。

 

 

大介さんはもしかすると山へ戻ったのかも知れないと思いつく。宇門博士もその可能性はあると言い、

 

もう夜だし危険だから明日にした方がと心配する団兵衛さんに「大介は山に慣れているから」と苦しい言い訳を

 

して大介さんを捜索に向かわせる。まさか宇宙人だから大丈夫とは言えないよねー。

 

でも、山に慣れているっていうのも「?」だなと一瞬思った。

 

みゆきちゃんは大介さんの思ったとおりみゆき岳に来ていた。寒空の下、両手で一心に雪をかいて穴を掘り

 

ついに埋もれていたツリーを掘り当てた。そして次にはお母さんのマフラーを。

 

しかし、手が凍えてそれ以上出来なくなってしまう。ふと見ると、ツリーに下がった赤い長靴の中にマッチが。

 

それを擦ってみると湿気ることもなく炎が点った。

 

小さな火で手を温めるとその向こうにお父さんとお母さんの幻が見える。

 

「パパー、ママー」みゆきちゃんの叫びもむなしく、マッチの軸が尽きて火が消えると二人の姿も遠ざかる。

 

急いで次のマッチを点けると、暖かい暖炉の前でママがマッチ売りの少女の本を読んでくれている光景が

 

目の前に現れた。テーブルの上のごちそう、パイプをふかす優しいパパ・・・

 

しかし無情にもマッチの火が消えてしまうと、また、それは遠くへ小さくなってゆく。

 

みゆきちゃんは雪の上に倒れこみ、去っていく幻の方へ手を伸ばして「パパー、ママー連れてってー」と

 

声を限りに叫んだ。でも、いくら泣き叫んでも空は暗く、雪は冷たく、あたりには誰もいなかった。

 

みゆきちゃんに気づいたブラッキーは邪魔になると考え、雪崩を起こして口を封じてしまおうと円盤獣に

 

命令する。円盤獣は山の内側に建設中の基地の側面に体当たりして、雪崩を起こす。

 

すさまじい勢いでみゆきちゃんに迫る雪崩。すくんでしまったみゆきちゃんを間一髪のところでデューク・

 

フリードに変身した大介さんが抱き上げて岩の陰に逃げ込み、難を免れた。

 

「パパとママのところへ行かなくちゃ!」まだ意識がぼやけているみゆきちゃんの頬をデュークが打つと、

 

みゆきちゃんは目が覚めたように目の前で颯爽と立っているデュークを見た。

 

「あなたは誰?」

 

「デューク・フリード!きみを助けに来たんだ」何かやたら下腹にちからの入った張りのある声で

 

すっごくカッコよく言おうとしてるね、大介さん、て感じでしたがこのへんが一部ロリコン説の所以でしょうか。

 

たぶん、大介さんは女性が自分に何を求めているのかを十分知っている人なんだと思います。

 

そして、大概はそのように振舞ってあげる優しい王子。だけど、その要求が度を越してくると、優しくかつ

 

冷たくあしらわれる・・・ひかるさんのように。

 

デュークはみゆきちゃんに勇気を持つよう励ました。みゆきちゃんはわかったわ・・と答えると気絶してしまう。

 

デュークがふと見ると、雪になかば埋もれた日記帳がそばに落ちていた。中をめくると星の王子様とデート

 

したいと言うクリスマスのお願いが綴られていた。

 

もうぶら下げた長靴の中にプレゼントは要らない、星の王子様と虹の橋を渡って天の川を泳いだりして

 

みたいとロマンチックな少女の夢がサンタさんに向けて書かれてあった。

 

手術が終わり、眠る彼女の脇で、大介さん読み終えた日記をそっと枕元に置いた。

 

                                                続く

 

 

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プロフィール

家露伊江子

Author:家露伊江子
兜甲児様の引力から逃れられず
2008の夏コミあたりから活動を始め、
周囲を怪訝な顔にさせました。

誰も驚かなかったですが。

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