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第11話「黒い太陽の中の悪魔」PART2

夜、牧葉邸では団兵衛さんがガラス板をロウソクであぶり、ススをつける作業をしていた。

 

明日の日食を観測するための準備だ。すると吾郎くんがやってきて、そんな面倒なことをしなくても、

 

研究所へいけばいいのにと言う。団兵衛さんはこの方が味わいがあるんじゃと言い返す。

 

・・・と、そこへ哀愁を帯びたギターの調べが聞こえてきて、団兵衛さんはにわかに色めきたつ。

 

「大介だな!あのギターは!!」 急いで窓を開け「ひかるはどこにおるかー!」と辺りを探し始めた。

 

吾郎くんはそんな団兵衛さんを呆れて見ている。

 

 

団兵衛さんの家から牧草地をはさんでいくらか離れた白樺の木の下で、月を見上げながら大介さんが

 

ギターを弾いている。そばにはひかるさんが同じように月を見て、あおむけに草の上に寝ていた。

 

(どうでもいいですが、月は赤くないです。ブラッキーは明日出撃するはずなのになー。酒飲んで寝ちゃった

 

から予告なしなのかな・・・って言うか、いちいち予告してたら急襲とかできないですよねェ)

 

「綺麗な月ねえ~。鏡みたい。あの月に人の心まで映ったらいいのにねぇ・・・」

 

情感たっぷりに言って、大介さんを見るひかるさん。

 

この台詞は17歳の少女としてはどうなんでしょうね?ひかるさんって文学少女だったのでしたっけ。

 

それにしてもちょっと寒い。万葉の歌人じゃあるまいし。

 

だが、大介さんの心はまったくそこになかった。(大丈夫だろうか、明日の日食を狙ってベガ星連合軍が

 

何かするのでは・・・) そう心配しながらギターを爪弾く大介さんは、しかしまったく、すごくカッコイイ。

 

返事のない大介さんにじれたひかるさんは、ゴロっと半回転してうつ伏せになり、大介さんに少し近づいた。

 

「んんっ、大介さんたらぁ、何考えてるの?」 大介さんはハッと我に返り「んっ?ああ明日の日食の事さ。

 

(ヒドイ返事ではありますね) ぼかぁ日食を見るのは初めてなんだ」 と嬉しそうに言った。

 

それを聞いたひかるさんの顔からはスッと笑みが消え「なんだあ、そんな事か」と、再びあおむけに転がって

 

しまう。つまらなそうなひかるさんに大介さんは更に追い討ちをかけるように日食の事や研究所の人手が

 

足りなくて自分や甲児くんもかりだされる事などを嬉々として話し続ける。

 

ひかるさんはますます不キゲンになり、「大介さんて、意外ね。もうちょっと夢を見てくれる人かと思ったわ」

 

とゴネ始めた。

 

「ひ、ひかるちゃん?」 わけがわからないらしく、困った様子の大介さん。

 

ひかるさんはそれも気に入らないのか「フン!」とそっぽを向いた。

 

この時、放送当時に幼いながらも私は(イヤな女だなあー) と思ってしまった記憶がありますね。

 

とにかく、「あの月に人の心まで映ったらいいのにね」と言って、どういう返事を期待していたのかがわからない。

 

もうちょっとわかりやすく気持ちをぶつけた方がいいんじゃないでしょうか?

 

でも、まあそれでもまだ後半の老けた感じよりはいいかなあと、今見たら思えます。

 

まだお兄さんに憧れる妹的な方が良かったかな、個人的には。

 

 

大介さんが困っていると、そこへタイミング良く救いの神が現れる。「こりゃあ~大介ーもう許さんー」

 

団兵衛さんがわめきながら木の枝を握り締めてやってきた。「お父さんやめてよー」

 

大介さんはとっととその場を逃げ出した。さぞかしホッとしたことでしょう。

 

団兵衛さん、ナイスアシスト~!

 

                                           PART3へつづく

コメント

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何て言うか

 製作サイドの兄さんおじさん達が想像する、ステロタイプな片想いパターンで演出しちゃったみたいですねぇ。
ところで、70年代の「少女漫画」の「朴訥な青年に片想いする少女」て、どういう会話のパターンにになってましたっけ。当時は少女漫画を読んでなかったのでよくわからないんですけど、そこからどれだけ外れてるんですかね、これって……。
 普通の「学園もの恋愛ドラマ」ならありふれたパターンでも、巨大ロボットが暴れて宇宙からの侵略者と戦うという極端な条件では通用しないかったりしそうなんですが、どうなんでしょ????

その時代

1975~1977あたり、親の言いつけも聞かずマンガを読みまくっていたはずなんですが、どんなものがあったのか
にわかには思い出せませんでした。とりあえずちょっと調べてみました。ざっとですのでまだまだあったとは思いますが


萩尾望都   ポーの一族                    池沢さとし         サーキットの狼

大矢ちき    回転木馬                     平松伸二         ドーベルマン刑事

一条ゆかり  こいきな奴ら                秋山治(山止たつひこ) こちら葛飾区亀有公園前派出所

竹宮恵子   ファラオの墓                    とりいかずよし      トイレット博士

山岸涼子   アラベスク                     吉沢やすみ        ど根性ガエル           

池田理代子 オルフェウスの窓                 水島新司         ドカベン        

大和和紀   はいからさんが通る                山上たつひこ       がきデカ

山本鈴美香 七つのエルドラド                  手塚治虫         ブラック・ジャック        

いがらしゆみこ  キャンディ・キャンディ            藤子不二雄        魔太郎がくる!!        

太刀掛秀子  まゆと幸太郎くん                 つのだじろう       恐怖新聞

大島弓子   フロイト式蘭丸                   ながやす巧        愛と誠

岩館真里子  初恋時代                      赤塚不二夫        天才バカボン 

あしべゆうほ 悪魔の花嫁                     永井豪           手天童子
             
柴田あや子  まゆ子の季節                   

和田慎二   超少女明日香

弓月光    ボクの初体験

作品は75年のものを、右側には当時連載されていた(はず)の少年漫画も挙げてみました。

77年頃には吉田秋生、森川久美、成田美奈子といった方々も活躍されてます。
青池保子のアクアマリンなども、その後の作品のさきがけとして印象に残ってます。

しかし、ひかるさんのような台詞を言いそうなマンガはちょっとないかなあ~。
むしろ1960年代の古い映画とかにありそうな気もします。
あえて考えたら早乙女愛が「あの月に人の心まで映ればいいのに・・」と言ったかと思うと、
相手の答えが気に食わなくてキャンディ・キャンディのイライザに豹変し、優しすぎるプリンスは戸惑う、みたいな感じ。

当時はそれこそ少女マンガはすごく多様だったと思うけど、そのあと出て来るほどに生身で直接的な表現の少女は
まだいなかったかも知れないです。実際の少女だって、このひかるさんに負けず乙女チックなものだったかなあとも
思うし(乙女はいつの時代も乙女です~v-238)、これよりもっとクサイイタイことも言ってたかも知れません。
ただその後の「なんだあ、そんな事か」以下の台詞は、私にはいつみてもいただけないし可愛くないという事ですねv-12

あの時代

家露様

マリサは、「オルフェウスの窓」にどっぷりはまっていました。
池田理代子様の美しい絵と、怒涛のように押し寄せる悲劇性や、3人の関係等、今思えば、グレンに似ているような気が。
それに、名前を忘れてしまったのですが、恋に落ちる、ロシアの革命家が、デュークに似ていたように思います。顔も性格も愛し方も。すごく好きでした。
とにかくものすごく悲惨な悲恋物語でしたね。
また、読んでみたくなりました。一度、オクでも探してみよう。

ほんと、ひかるは、この場面でもかわいくないですね。観ていて、イラーときます。こんなヒロインあの時代にも今の時代にもいませんよ。これじゃあ、ヒロインの座を甲児くんにとられて当然です。

むしろ

家露様
 漫画リストありがとうございます。
 少女フレンド系に似たのがあるかな、と思ったりしたんですが、60年代の映画ですか……。

 昼メロの憎まれ役キャラの演出になってるみたいですね>ひかる。

テリーに恋するイライザ

のようなひかるさん・・恋愛に話しを持っていきたいのでしょうが、あの大介さんにそれは無理というもの。
(恋愛どころじゃないしv-42)目に入ってないですね。完全に視界の外。「そういやいたな」くらい?
(もしかしたら「いつの間に?!v-405」かも)ロマンは人それぞれですもんね。相手の話しに
対して「そんな事」はないんじゃないかと思います。配慮が欠けてる点はいただけない。前半はアラが目立ちますねー。脚本家はそれが狙いだった?でもヒロインだしなあ。

懐かしいー!このあたり読んでましたv-398ひかるさんのセリフ、ブラックなイメージになるけど「悪魔の花嫁」(レコード持ってました)に出てきそう。あとは「ポー」とか。

あ!そういえばアニメのキャンディ、テリーの声は富山さんでしたねv-343イライザは川島さんじゃないけど。

私も

マリサ様

「オル窓」・・・連載第一回目を心ときめかせて読んだのを、今でも昨日の事のように思い出せます。
彼の名はクラウス=アレクセイ(本名)だったように記憶しますが、確かに大介さんに似てる・・・!
かっこいいし。内容は悲しく、そしてこれぞ大河ドラマでしたねv-237


裕川様

少女フレンドですか!当時少女漫画を読んでいらっしゃらなくて、なぜそこへ行けるのですか~?
「朴訥な青年に片思いする少女」なら、りぼんやなかよし、マーガレット、少女コミック、プリンセスや75年創刊の花とゆめなどよりは少フレがそんな雰囲気だった気がします。

ひかるさん、どこがダメってライバルについ意地悪しちゃうなら100歩譲って許すかもだけど、意中の人にあの態度は
ただの自意識過剰に見えますようv-12


あたる様

「そういやいたな」爆笑ですわ。だって、実際そんな感じだったです。最初は気の強い元気な設定のようだったので
大介さんがデューク・フリードで、大変な戦いをしているとは知らず無邪気にすねて(可愛く)怒ってる・・・はずが・・・。

テリーの声は富山さんだったんですね。ああゆうの、ぴったりですよねえ。
貴族と女優の間に生まれた複雑な生い立ちの彼・・・(でしたよね?)



雰囲気が……

家露さま、

>少女フレンドですか!当時少女漫画を読んでいらっしゃらなくて、なぜそこへ行けるのですか~?

 いやね、たまたま当時会ったイトコがたくさん持ってまして。読もうかと思ったのですが、恋愛ものにありがちな「煮え切らない人間関係」「思い込み」が面白くなくて早々に投げ出したという過去が。
#小学2年生くらいでしたが、ドイルの「失われた世界」みたいな、SF冒険活劇の方ばっかり好んで読んでたので。

>意中の人にあの態度は ただの自意識過剰に見えますよう

 勝手に恋愛中で勝手にイタい行動をとってますよね、確かに。

なるほど

裕川様

その雰囲気の読み取りは合ってると思います。どちらかと言えば夢いっぱいの少女ものというよりはすれ違いとか
メロドラマ的なものが多かったような気がしますね。

小学校二年、ドイルですか~。
私は何読んでましたっけね。乙女路線が好きだったので「赤毛のアン」とか「若草物語」とか読んでましたか・・・。
けど「怪人二十面相」とか「少年探偵団」、ルパンやホームズなどのミステリーなんかも好きでした。
プロフィール

家露伊江子

Author:家露伊江子
兜甲児様の引力から逃れられず
2008の夏コミあたりから活動を始め、
周囲を怪訝な顔にさせました。

誰も驚かなかったですが。

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