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第4話「若き血潮は紅に燃ゆ」第三弾!

やっと書けました(汗) じっさいあまりだらだら書いても、読んで頂くにも苦痛かとは思うのですが、見所が満

 

載で端折るとこを考える方が時間かかってしまいます。特に次の場面なんかは本放送当時は翌日、学校で

 

すっごく話題になりました。ベルトに魚を挟んだとこがおかしいって・・・。私も、あのベルトがあんなに伸びると

 

は思わなかったし、何かかっこ悪いなあと思ってしまいました。今は甲児くんのために頑張ってる大介さんを

 

そんな風に言う気にはとてもなれません。・・・垢抜けてるとは言いがたいですけど。

 

 

甲児くんを発見した大介さんはやおら海の中を泳いでいる。

 

素潜りで自在に泳ぎ、魚を手で捕らえてベルトに挟み、大きな貝を次々と収穫する姿はとても華麗なる王子

 

とは思えない。それもこれも甲児くんのためなのだ。

 

夕暮れのオレンジ色に染まった砂浜にひとすじの煙が立ち昇る。そしてそばには焚き火を囲む二つの人影。

 

それはもちろん大介さんと甲児くんだ。火の回りでは上手に串をした魚や貝が焙られている。

 

甲児くんは砂浜の少し大きな岩にもたれかかり、左腕をかばいながら座っている。かなり疲れた様子で元気

 

が無い。どうしてすぐに研究所に連れて帰らないのだろうか・・・。

 

やっぱり前回の様子では甲児くんはそれほど大介さんに心を開いているわけではないみたいだったので、大

 

介さんもここらで誰にも邪魔されず親交を深めたいと思ったのかも知れない。

 

 

大介さんは焼けた魚の串を一つ取り、「さあ、美味いぞ、食え」と言って差し出した。まずは食べ物で釣る、な

 

かなかいい作戦と言えよう。甲児くんはそれを受け取り、一口食べて「うまい」、と微笑んだ。

 

この時の甲児くんはよほどしんどかったと見えてとても大人しく、いつもはつり上がった眉も下がり、額には

 

汗が滲んでいる。お腹も空いていたのだろう、魚にかじりつく甲児くんを、大介さんは満足げに見つめ、「う~

 

んと食えよ」と言うのだった。何か、保護者的ポジションをアピールするような、そんな佇まいを感じさせる声

 

のトーンだった。

 

甲児くんはそんな大介さんを見ながら「不思議な人だ、あんたって人は。だって、宇宙人のくせに魚や貝の食

 

べ方まで知っている・・・」としみじみ言う。細かく言うと、この理屈もよくわからない。

 

甲児くんはいったい宇宙人が何を食べていれば納得したのであろうか??

 

それならばアル中一歩手前のブラッキーなどはまったく宇宙人らしくないのかも知れない。

 

 

甲児くんの言葉を聞いた大介さんは「砂に手を潜らせてみろ?」と言い出した。

 

確かに不思議な人だ、あんたって人は。

 

しかし甲児くんはとれとれの魚に懐柔されているので、素直にゆっくりと右手を砂に差し入れてみる。

 

「熱いくらいだろう?太陽の温もりで」 「・・・うん」 大きな目で大介さんをじっと見ながらこくんと頷く甲児く

 

ん。(たぶん、この辺りで甲児くんは大介さんを優しい人だなあ・・・と思い始めているのでしょう)

 

大介さんは「フリード星もおんなじだった・・・」と、穏やかな表情で語りかける。(素直な可愛い子だ・・・と感じ

 

てますね、これは。声なんか限りなく甘いですから)

 

 

 

「じゃあ、海には魚も?」 「うん、夕陽だってまったく同じだ・・・」 話すうちに太陽はほとんど沈んで、まだ

 

水平線には明るさを残しながらも、上空ははや紺色の闇に覆われていた。

 

甲児くんは二人の頭上で煌めき始めた星のうち一際大きく輝くものを指差して大介さんに尋ねた。

 

「フリード星では、あれを何と呼ぶの?」 この時ほど甘えた声の甲児くんて、かつてなかったですね。

 

まさかの弟キャラです。

 

「・・・南十字星」 大介さんの答えに甲児くんは何かを確信したか、発見でもしたかのように「やっぱり・・・」と

 

言う。大介さんは南十字星から甲児くんの顔に視線を戻し、静かに、でも少し可笑しそうに「やっぱり・・・」と真

 

似をする。甲児くんは「アハハ・・・」と笑おうとするが、腕の怪我に響いて「あ、イテテ・・・」と、なってしまう。

 

「ハハハハ・・・」泣き笑いのようになってしまった甲児くんに大介さんも、そして甲児自身くんもあらためて笑

 

顔になった。和やかでとてもいい雰囲気。やったね、もう一押しだ。大介さん!

 

 

しかし、恋に邪魔はつきもの、「ああっ!」 突然空から現れたミニフォーのビームが、甲児くんからほんのわ

 

ずかに離れたところで砂を巻き、赤い火柱を上げた。

 

「危ない!!」 大介さんは甲児くんを庇うように抱き起こし、肩を貸して岩場に身を隠す。

 

しかし、いつの間にか周囲をベガ兵士にかこまれ、熱線銃で攻撃されてしまう。

 

「俺に構わず、逃げてくれ」 激しい攻撃に晒されて、甲児くんは大介さんに訴えるが「馬鹿言え」 と、取り合

 

わず、大介さんは甲児くんを連れて更に大きな岩陰へと進む。

 

ベガ兵士はいっそう数を増し、ミニフォーが、空からも狙い撃ちをしてくる。

 

「これでは逃げることは不可能だ」 だから置いていけと言いたげな甲児くんの肩を引き寄せ、「ここにじっと

 

しているんだ。いいな!」 と強く念を押し、大介さんは岩陰から飛び出した。

 

 

ベガ兵士たちは一斉にそのあとを追って大介さんを狙うが、超人的運動能力をもって大介さんは熱線をひら

 

りひらりとよけてゆく。

 

行く手をさえぎるように現れて、襲いかかる体長三メートルのロボット狼も、大介さんの拳の前にはウサギより

 

弱かった。こうして大介さんはグレンダイザーに難なく辿り着き、甲児くんを救出すべく発進するのだった。

 

 

ところが!それと同時に二つの首を持った円盤獣が出現し、グレンダイザーはその片方の首に噛みつかれ

 

て振り回されてしまう。

 

デューク・フリードらしからぬ慎重な恋のアプローチに業を煮やし、出歯亀も忘れて出てきたブラッキー隊長

 

は、円盤獣に命令を下す。

 

「うまくいったぞ、さあ円盤獣ゴルゴル、グレンダイザーをバラバラにしろ!」

 

「ああ~っ」 危うし、大介さん!!振り回され、砂浜に叩きつけられたグレンダイザーにゴルゴルが迫る!!

 

「待て、待てぇ~!!」そこへ時代劇のような台詞回し(好きです)で甲児くんが颯爽と登場!

 

勢い良くスペイザーのボディに乗っかって高々と手を差し上げる。

 

「俺を引き潰すと、この爆弾が島もろとも爆発するぞお!!」

 

甲児くんの手にはあのちっこい爆弾が。

 

第四弾へとつづく (次で終わりですから・・・)

 

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プロフィール

家露伊江子

Author:家露伊江子
兜甲児様の引力から逃れられず
2008の夏コミあたりから活動を始め、
周囲を怪訝な顔にさせました。

誰も驚かなかったですが。

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